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ウクライナの停戦交渉が進まない。トランプ政権は苛立ちを募らせるが、「無条件」を求める米国、条件闘争を狙うロシア、「安全の保証」を求めるウクライナという三者間の隔たりは大きい。「停戦」の先に「和平」を実現する枠組みも必要だ。本連載では、ウクライナ停戦・ ...
2012年、モンゴルのゴビ砂漠で、水道管の工事中に奇妙な恐竜の化石が発見された。手には指が2本しかなく、鋭いかぎ爪の形をしている。この化石は、珍しい体型で知られる「テリジノサウルス類」の恐竜の中でも特に変わった新種であることが、3月に発表された論文で ...
12日にオマーンで開催された米-イランの高官協議は19日の再協議で合意。スティーブ・ウィトコフ米中東担当特使とイランのアッバス・アラグチ外相との間で「非常に前向きで建設的」な協議が行なわれたと、ホワイトハウスは発表しています。
スウェーデンのAI(人工知能)ベンチャー企業IntuiCellは、人間や動物のように学習し、適応していくことができるロボット犬「ルナ」を開発したと3月19日に発表した。その特徴は、人工的な「神経系」が搭載してあり、本物の犬のように学習するところだ。
右翼ポピュリスト政治家の定番だったEU攻撃を控え、むしろ積極的にかかわることでEUの姿を変えようとする。保守強硬派としてのレトリックを駆使しながら、実際には穏当で現実的な政策を遂行する。ジョルジャ・メローニのこうした巧みな二面性は、イタリアの連立政権 ...
マクロ的には低迷が続く中国経済だが、売上高大幅増のファーウェイ、生成AIのDeepSeek、世界市場でヒット中のアニメ映画「ナタ2」など、米中デカップリングに対抗する「独立自強」の成功例も見えてきた。3月の全人代で示した財政支出拡大と金融緩和のパッケ ...
フランスの右翼マリーヌ・ルペンとは違い、メローニは官僚やエリートと連携する現実主義を通してきた。それは首相就任後の安定した政権運営も支えている。内政に足をとられるドイツ、フランスとは対照的に、イタリアが国際社会でここまで重きをなすのは「初めてかもしれ ...
新たに石泰峰氏が就く組織部長は人事を握る。宣伝部長とともに党運営の「車の両輪」とも言える要のポストで、最高指導部・政治局常務委員会入りの登竜門と位置付けられる。この石氏と宣伝部長の李書磊氏は、実は知られざる知日派としての面を持つ。習近平国家主席の中央 ...
石破総理にとってトランプ関税は、その衝撃によって国内での政局をかき消すという意味で好機でもある。実際にトランプ大統領と早期の電話会談を行ったことは評価すべきだ。だが、肝心の担当閣僚を選ぶにあたって、対米交渉の経験や能力は二の次で「冷や飯仲間」の側近を ...
韓国ギャラップが2023年に行った調査によると、「2030世代(20代~30代)」の44%が中国を「最も嫌いな国」と答えている。北朝鮮でも日本でもなく中国を嫌悪するのは、この世代が朴槿恵政権時代の韓国製品不買運動など、中国の高圧的外交ばかりを見てきた ...
「戦後メディア界のドン」として君臨してきた読売新聞主筆・渡邉恒雄は、誰よりも勉強し、誰よりも取材する記者だった。同時に誰よりも「人を従わせ、物事を決める力」があった。渡邉の「権力」については、強引な手法とともに批判されることもあった。そもそも社内的な ...
日本の歴代首相たちは「非対称な同盟」のジュニア・パートナーとして、米国大統領の説得に心を砕いた。その中で特筆すべき成果を挙げたのが、吉田茂、中曽根康弘、安倍晋三の3人だ。吉田は国際情勢の変化を待って日本に有利な形で講和条約を結び、のちの経済的繁栄の礎 ...