北欧のバルト海で海底ケーブルが損傷する被害が相次ぐなか、周辺の8か国の首脳とNATO=北大西洋条約機構の事務総長が会議を開き、対策を強化することを確認しました。ロシアなどを念頭にヨーロッパ各国が結束して対応する姿勢を示すねらいがあるとみられます。
バルト海で海底ケーブルの損傷が相次いでいることを受け、 北大西洋条約機構 (NATO)のルッテ事務総長は14日、NATOがバルト海の監視を強化する作戦を始めると発表した。海底ケーブルの損傷ではロシアの関与が指摘されており、抑止力を高める。
共同宣言はまた、NATOによる「バルトの哨兵」作戦の発動を「歓迎する」とし、関係国が引き続き抑止力と防衛力を強化し、能力を向上させ、国防費の支出拡大の緊急性を認識しつつ増大する脅威に対抗していくと強調した。
バルト海の底を走る電力・通信ケーブルを保護するため、NATO(北大西洋条約機構)軍が無人水上艦を導入することを明らかにしました。これにより、重要地域を24時間365日体制で常時監視する予定とのことです。 Drone Boats Being ...
【ヘルシンキ=児玉章吾】北欧に面するバルト海で相次ぐ海底ケーブルの破損を受け、北大西洋条約機構(NATO)加盟国が監視網を広げる。人工知能(AI)を用いて不審船の情報を共有するシステムを取り入れる。関与が疑われるロシアへの抑止力を高める。北欧などのNATO加盟諸国は14日、フィンランドの首都ヘルシンキで首脳会議を開いた。2024年11〜12月に相次いだ電力やインターネットの海底ケーブルの破損を ...